セレナe-powerの気になる実際の燃費は！

セレナe-powerの実燃費はどのくらいなのでしょうか。

現在、セレナe-powerの購入を検討している方または日常的に利用している方の中には、セレナe-powerの実燃費はどのくらいなのか興味を持っていると言う方も多いのではないでしょうか。

自動車の実燃費は、カタログに掲載される公表燃費値とは大きく差が出る事もあるため、実際に走行してみなければ正確な燃費値を知ることはできません。

そこで今回は、セレナe-powerの実際の実燃費や燃費を向上させるための工夫などを中心に、セレナe-powerと実燃費について解説していきます。

セレナe-power：実燃費とは？

引用：https://bit.ly/2lD3kFZ

セレナe-powerなどのハイブリッド車は低燃費を売りとした自動車ですが、カタログに表記される公表燃費と実際に運転をした際の実燃費に差があるという事も珍しくありません。

では、実燃費とは具体的にどの様な事を指すのでしょうか。

実燃費とは、エアコンの使用や渋滞の有無、加減速の回数などを考慮した車を通常走行させる場合に算出される、実際の走行燃費値の事を実燃費と呼んでいます。

大半の自動車のカタログなどに表記される公表燃費値は、国土交通省が定めるJC08モードと呼ばれる審査値が採用されており、時速80km/hで巡航する事を前提としてエアコン使用の有無や登り坂・下り坂など、走行路の状態などが考慮されていない場合での燃費値となる事が特徴です。

そのため、常に一定の条件で走行している公表燃費値と実際に信号でのストップ&ゴーやエアコン使用など通常走行で算出される実燃費との間に差が生じ、一般的な自動車の公表燃費値と実燃費値には2割～3割ほどの差が出ると言われています。

セレナe-power：実燃費は走行する環境や気候の変化で異なる

実燃費は信号でのストップ&ゴーやエアコンの使用など、自動車を通常走行させた場合に算出される実際の燃費ですが、これらは走行する環境や気候の変化によっても燃費値が異なる場合があります。

特にエアコンの使用は、実燃費に大きく関係しており夏場や冬場でエアコンの効きを強めた場合には、普段よりも多くファンベルトを動作させなければならないため、必然的に電力の消費が増えるため燃費は低下してしまいます。

また、雨や雪などの悪天候時には結露や着雪などを防ぐためのデフロスターと呼ばれる装置を使用しなければならず、これらの使用によって電力の消費量が増え発電量が増加する事から、気候や季節によっても実燃費は変化します。

さらに、セレナe-powerは背の高いミニバン車である事から前後からの風に対する抵抗が強く、向かい風が強い場合にはアクセル量が増え逆に追い風の場合にはアクセル量が少なくて済むなど、天候によっても実燃費に差が出る場合があるのです。

そのため、セレナe-powerの様なハイブリッド車はこれらの設備の使用が少なく比較的に天候が安定している春先や秋口が、最も実燃費の伸びる季節とも言われています。

セレナe-power：公表燃費値はどのくらい？

自動車の実燃費は、走行する道路事情や季節の変化によって使用する設備などにより異なる事が分かりましたが、実際のセレナe-powerの公表燃費値はどのくらいなのでしょうか。

セレナe-powerには6種類のグレードが設定されており、e-powerハイウェイスターGグレードの場合には23.4km/L、その他のグレードに関しては26.2km/Lがカタログ表記による公表燃費値となります。

ただし、前述したように一般的な自動車の公表燃費値は、走行路の環境やエアコン使用の有無を考慮されていない一定した条件で測定が行われているため、実際には2割～3割ほど落ちた数値が目安となる事から、約16.0km/L～20.0km/Lがセレナe-powerの大凡の目安となる燃費となります。

セレナe-power：気になる実燃費はどのくらい？

セレナe-powerの公表燃費は、カタログ表記で23.4km/L～26.2km/Lとなっており、測定方法の誤差によって約16.0km/L～20.0km/Lがセレナe-powerの目安になる燃費となりますが、気になるセレナe-powerの実燃費はどのくらいなのでしょうか。

前述した通り、実燃費は様々な条件で変化をするため一概に言える訳ではありませんが、平均としては約16.5km/L～17.5km/L程度がセレナe-powerの平均な実燃費となります。

こちらの実燃費は、2018年10月以降の新型車に適用されている新燃費基準であるWLTPモードでの測定法を基準としており、エアコン使用の有無や信号などによる加減速回数の考慮、さらに市街地走行・郊外地走行・高速道路走行の3つのカテゴリーでの実走行を平均化した、極めて実燃費に近い方法で算出された値となります。

主なカテゴリー別の実燃費としては

• 市街地走行：約15.5km/L～16.5km/L程度
• 郊外地走行：約17.5km/L～20.0km/L程度
• 高速道路走行：約17.5km/L～19.5km/L程度

となっており、これらを平均化すると実燃費としては16.5km/L～17.5km/Lが大凡の平均値となるのです。

もちろん前述した通り、実燃費は車を使用する様々な条件によって変化をする事から、こちらの数値よりも多少前後する事がありますので、あくまでも平均的な実燃費として参考にすると良いでしょう。

セレナe-power：実燃費をさらに向上させるには？

セレナe-powerの実燃費は平均で約16.5km/L～17.5km/Lとなっており、公表燃費値から測定法の誤差を考慮すると十分に良い実燃費である事が分かりましたが、さらに実燃費を向上させる事は可能なのでしょうか。

結論から先に言ってしまうと、走行する道路の環境などにもよるため一概には言えませんが、さらに実燃費を向上させる事は可能です。

エコモードを利用する

前述した通り、自動車の実燃費はエアコンの使用によって大きく低下してしまう場合がありますが、セレナe-powerにはエコモードというエアコンの出力やモーター走行時の使用電力を抑制する機能が予め完備されているため、こちらのモードを利用することによって電力消費を抑え、燃費を向上させる事が可能となります。

また、メーカーオプションとして設定されているシートヒーターを利用すると、冬場はエアコンの使用量を減らすことができ、燃費の低下を抑えることも可能となります。

高速走行の場合にはクルーズコントロールなどを利用する

2つ目は、クルーズコントロール機能などを有効活用すると言う事です。

セレナe-powerには、全てのグレードで高速走行時などに一定の速度で自動巡航を行うクルーズコントロールが標準搭載されています。

このクルーズコントロールは、コンピューターが走行路の状況に応じて自動でアクセルワークを行ってくれるため、ドライバーが運転するよりも無駄なアクセルワークを抑え消費電力を抑制する役割を担っている事から、実燃費の向上を期待することができるのです。

セレナe-power：実燃費のまとめ

今回は、セレナe-powerと実燃費について解説してきましたが実際の平均的な実燃費は約16.5km/L～17.5km/L程度となり、公表燃費値の測定誤差を考慮すると十分に良い燃費である事が分かったと思います。

ただし、実燃費は走行する道路の環境や季節などによって変化をするため、車を使用する環境によってはこの数値よりも前後する場合がありますので、あくまでも目安として参考にすると良いでしょう。